『Ray レイ』を観に行った
レイ・チャールズは偉大なミュージシャンだ。
いくつかのヒット曲とそんな誰でも知ってる程度の知識しか持ち合わせていないけれど、偉大なミュージシャンの人生をざっと辿るつもりで『Ray レイ』を観に行った。
思っていた以上にいい映画だったと思う。
あらすじを書いてしまえば、貧困、肉親との死別、失明、成功、恋、ドラッグ、愛人、人種問題…とサクセスストーリーに欠かせないエピソードてんこ盛りだけれど、割り合いが上手く飽きなかった。ホントにあったことだしね。伝記を観るような、「押さえとこ」気分で行くと結構やられる。
不覚にも泣けてしまったのは母とのシーン。幼いレイを決して甘やかさず、厳しく育てたお母さんは強くて立派!!
それと音楽はやっぱりすばらしい。ライブやレコーディングのシーンがとても楽しい。レイ・チャールズの曲はあまりに有名で、たくさんの人がカバーしているので、そっち方面に疎い私はオリジナルがレイだとは映画を観るまで知らなかったものもいくつかあった。こんなにたくさんの曲を生み出していたんだなぁ。ただただ感心だ。昨年亡くなってしまったのが残念。
しかし子供が全部で12人もいたっていうのはビックリだ。天才で商売上手で気のいいレイはモテたんだなぁ。
ジェイミー・フォックスはレイ・チャールズが乗り移ったかのように、そしてとってもチャーミングに彼を演じていた。そりゃ賞も獲りますわ。
スーパー・ベスト
〜オリジナル・サウンドトラック:レイ
レイ・チャールズ
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Comments
なかのです。こんにちは。
ジェイミー・フォックス、見事にアカデミー主演男優賞に輝きましたね~。
私もこの映画は観たのですが、彼の(言葉では表現できないくらいの)素晴らしい演技に、完全に魅入ってしまいました。
レイ・チャールズの半生。もちろん時代背景はあるのですが、素晴らしい曲を歌い続けていた一方でヘロインに溺れていたという裏側を知り、レイや彼の曲に対しては考えさせられる一面もありました。
しかし、それを見事に演じきったジェイミー・フォックスには大拍手でしょう。
ジェイミーは授賞式の会場でいきなり『ホワット・アイ・セイ』を歌いだしたとか・・・。
そんなところも、レイ・チャールズみたいですね。
Posted by: 中埜実(亀井) | 2005.03.01 05:48 AM
なかのさん、こんにちは!
捕っちゃいましたねー、レオ君抑えてアカデミー賞。受賞にふさわしい名演技でしたよね。
>素晴らしい曲を歌い続けていた一方でヘロインに溺れていたという裏側を知り、レイや彼の曲に対しては考えさせられる一面もありました。
そうですね〜。奥さんの言い分はもっともだと思いましたよ。ホントにやめてほしいと思ったし、やめられて良かったと思いました。
あとやっぱり女性関係、ダメダメな人ですね。でもあんまり恨まれてはいないんだろうなぁ。憎めないタイプなのかしらん。
音楽に関しては順風満帆というか、売れるまでの苦労はあっても挫折が描かれていなかったですよね。うまくいってたんでしょうね。幸せな人ですよね。
実在の人物の映画は…特にレイみたいについ最近まで活躍していてみんなの記憶に残っている人の映画は、キャスティングがすごく難しいと思うけど、やっぱりキャスト命だと思います。その意味ですごく成功していたなって思いました。
Posted by: 110 | 2005.03.03 11:00 AM
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Posted by: 日本インターネット映画大賞 in ブログ | 2005.12.30 06:17 AM