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2005.02.17

『Ray レイ』を観に行った

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レイ・チャールズは偉大なミュージシャンだ。
いくつかのヒット曲とそんな誰でも知ってる程度の知識しか持ち合わせていないけれど、偉大なミュージシャンの人生をざっと辿るつもりで『Ray レイ』を観に行った。
思っていた以上にいい映画だったと思う。

あらすじを書いてしまえば、貧困、肉親との死別、失明、成功、恋、ドラッグ、愛人、人種問題…とサクセスストーリーに欠かせないエピソードてんこ盛りだけれど、割り合いが上手く飽きなかった。ホントにあったことだしね。伝記を観るような、「押さえとこ」気分で行くと結構やられる。

不覚にも泣けてしまったのは母とのシーン。幼いレイを決して甘やかさず、厳しく育てたお母さんは強くて立派!!
それと音楽はやっぱりすばらしい。ライブやレコーディングのシーンがとても楽しい。レイ・チャールズの曲はあまりに有名で、たくさんの人がカバーしているので、そっち方面に疎い私はオリジナルがレイだとは映画を観るまで知らなかったものもいくつかあった。こんなにたくさんの曲を生み出していたんだなぁ。ただただ感心だ。昨年亡くなってしまったのが残念。

しかし子供が全部で12人もいたっていうのはビックリだ。天才で商売上手で気のいいレイはモテたんだなぁ。
ジェイミー・フォックスはレイ・チャールズが乗り移ったかのように、そしてとってもチャーミングに彼を演じていた。そりゃ賞も獲りますわ。

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スーパー・ベスト
〜オリジナル・サウンドトラック:レイ

レイ・チャールズ

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2005.02.16

『トニー滝谷』を観てきた

トニー滝谷』を観てきた。
切なーい映画だった。
『トニー滝谷』は村上春樹の短編だそうだが、私は読んだことがない。村上春樹の小説はあまり好みでないように思っている。といっても『風の歌を聴け』しか読んだことがないんだけど。『ノルウェイの森』も『ダンス・ダンス・ダンス』も読んでないし最近のなんだっけヒット作…も読んでいない。読んでみてもイイかなと思っている。『風の歌を聴け』を読んだのはたしか10代の終わり頃のことだったと思うので感じ方が変わっているかもしれない。彼のエッセイはおもしろいので好きだ。でもエッセイよりそのイラストを描いている安西水丸さんのほうが好きだったりする。

話を『トニー滝谷』に戻すと、とても静かで淡々とした語り口の映画だった。西島秀俊のナレーションと坂本龍一のピアノ曲も静かで優しい。
何より、独特のアングルとぼんやりした色調が好きだなぁと思った。
ぼんやりした空をスコーンとバックにしたトニー、とか、いーい感じの絵だなぁと思った。湯舟に浸かる絵とか、がらんとした部屋とか、窓から見える夜景とか、服が風になびく英子とか、おしゃれな靴を履いた足元とか。

すごく感じた。人生の空しさとか絶望とか喪失感とかそういうの。とっても救われないんだけど人生ってそんなものかもしれないっていう感じ。少しずつ記憶は薄れゆき、そのとき最終的に記憶に残っていたものが現在、形あるものだったことは、もしかして救いなのかもしれないとも思う。何でしょう、美しくも哀しいものを切り取って観せられたような気持ち。

宮沢りえは綺麗だなぁ。この人はいいこともつらいこともちゃんと消化して大人の女性になったんだろうなと思う。きっと年をとっても美しい女性であり続けるだろう。もしあんな華奢な身体、すらりと伸びた手足が私にあったなら、やはり服を買いまくるだろうと、映画とはまったく違う次元でそう思った。

イッセー尾形は今何歳なんだろう。
初めてテレビで観たのはたぶん20年以上前じゃないかと思うのだが、そのときとあまり印象が変わらない。昔からオッサン顔だった気がするのは彼が演じてきたキャラクターにサラリーマンのおじさんがあるからかもしれない。くるくる変わるキャラクターはお手の物だが、映画の中での学生時代の役はちとつらかった。実年齢より年上の、省三郎の役は巧みだったが。イヤ、でもやっぱり上手いです。

市川準監督の映画は…映画は、と語るほど観ていないが(これ3つめ)、好きだと思う。優しい。哀しいけど、突き放してはいないさじ加減という気がする。

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2005.02.15

大掃除

年末の大掃除をしています。
本当は2004年の12月にやる予定でした。仕事を片付けてバタバタ帰省しちゃったのでできなかったの。それなら1月にやればよかったんだけど、風邪ひいてたり仕事忙しかったり歯が痛かったり眠かったりで今に至ります(こればっか)。おそうじ嫌いなんだよね〜。綺麗なところに住むのは好きなんだけど。しかし今日のニュースの特集で久しぶりに片付けられない人の部屋を見てしまい、久しぶりにやる気になりました。去年から出て来なくて手続きなどに窮している銀行の届け出印、出てくるかしら。
私は片づけが下手。ものが捨てられません。で、あった場所に戻すのも苦手。今度立ったときに戻そう…なんて思ってそのままってことが多いです。部屋の動線もよくない気がします。ああ、収納アドバイザーの人に相談に乗ってもらいたい。片づけようにもどこから手をつけていいかボ〜っと途方に暮れてしまいます。
もう、捨てられるものはどんどん捨てます。
この惨状をデジカメで撮ってアップしたら戒めになるかしらん。

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2005.02.14

巷ではバレンタインのようだ

ずいぶんblogをサボってしまいましたが、ネタが切れたわけではないんですよ。
書きたいことはあったんだけど仕事が忙しかったり虫歯が痛かったりやたらと眠かったりで今に至ります。
そのうち埋めるように書くと思うので気がついたら読んでみてください。たぶんいつも程度につまんないけど。

今日はバレンタインデー。
書きながらひとり『あいのり』見てるってのは完全負け負けな状態ですが、もうそういう年間行事はどんどん遠のいていってもしかたがないといえばしかたがない。つまんないのっ。
バレンタインデーにまつわる思い出話でも書こうと思ったのだけどあんまり私は成功例がないみたいです。つきあっている彼にあげるんじゃない場合…告白ってことになる場合、失敗の思い出しかない。あ、うやむやで返事聞けず、ってのもあったな。他人の失敗談って読んで楽しいものだけど自分の失敗談を楽しく語る自信なし。昔のことなので自分は楽しいけどありきたりすぎてねぇ。

たぶん、私はこの先、バレンタインデーをきっかけにして告白することはもうないだろうと思います。ときめいてる10代のコたちがちょっとうらやましいなぁ。まぶしいぜっ。

ああん、まとまらない。久しぶりに書くと調子が出ません。
ま、リハビリリハビリ。って毎日書いてもこんなかんじだったっけ。

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