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2004.12.10

『笑の大学』やっと観た

上映開始からずいぶん経ったし、すんなり座れるだろうと思ってようやく『笑の大学』を観に行った。
以前書いたが、私は三谷さんの脚本が大好きで、その中でも、舞台『笑の大学』は特に好きな作品で、反面、星護さんの演出が好きじゃないのでこの作品はとても微妙な気持ちなのだ。まったく期待しないわけではなかったが、きっと舞台を超えることはないだろうという思いは常にあった。
鑑賞し終えて、やはりその思いは強かった。
脚本がすばらしいので、もちろん完成度は低くない。演出もそれほど星護色は強くなく、まぁまぁだったと思う。でもね、やっぱり舞台と比べちゃうと…。先に観たのが舞台だから余計にそう感じるのかもしれない。映画は、楽しませ、感動させてくれた舞台をなぞるような気持ちで観てしまった。
きっとこの作品に初めて触れる人には十分楽しめる作品になっていると思う。

役所広司も吾郎ちゃんも難無く演じていたが、吾郎ちゃん少し髪が長過ぎるのでは? 戦時中の時代考証にはまったくくわしくないのだが、戦時中にしてはいくら自由な気風の職業とはいえ、もう少し短くしたほうがいいんじゃないかと思った。坊主にしろと言っているのではない。アイドルでなく本格的な役者なのなら、役作りとして、少し髪形をいじるくらいの意気込みがほしかったと思うのだ。体重を20キロ、30キロ操作する俳優が存在するのだから、たった1、2ヶ月、椿一のために、こだわりの髪をほんの少し切るくらいの気概をもって役に臨んでほしいと思った。

もうひとつなんとなくイメージとずれを感じたのが、全体の雰囲気。わざと貧乏臭くする必要はないけれど、なんとなく全体に漂う感じが、戦時中というより、大正ロマン。使ってる書体のせいか、それとも建物のデザインのせいか。建物は昭和初期に建てられたものをロケに使ったというからウソではないのだが、洋風建築のすてきなレトロ建物はやっぱりちょっと星護趣味が垣間見えるようで嫌だったな。今回古代ローマ調はなかったものの、やっぱり柱は丸いのね。

でも、細かい文句はあるけど、いい話です。きっぱり。

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笑の大学サウンドトラック

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Comments

こんばんは。
TBありがとうございました。

110さんは舞台版を生で観ているんですね~。

あちこちの感想を読んでも舞台を観ている人と、観ていない人の感想はやっぱり温度差がある感じ。
それだけスゴイ舞台だったんでしょうね。
私はTVで観てるのですが、今更ながら「生で観ておくんだった!」とクヤシイ思いをしております。

※こちらからもTBさせていただきました。

Posted by: tako | 2004.12.11 at 01:47 AM

takoさん、コメントとTBありがとうございます。
初めて観たのが映画だったらきっと大好きだったろうなぁと思うんですよね〜。なんだか比較して舞台が良かった良かった言うのもちょっとヤラシイですよね。反省。映画の中にも独自の良さがあると思うし、何度か観たら私も見つけられるんじゃないかと思います。

Posted by: 110 | 2004.12.12 at 12:02 AM

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