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2004.10.08

音楽とルックス

個人的な印象なので反対意見も多いことと思うが、ヒップホップってあまりルックスを重視されないよね?
このジャンル、あまり詳しくないのだが、わ〜、かっこいい!! っていうタイプの人を見たことがない。
特にブサイクとは思わないけど、好感を持つにしても、いい人そう…という印象になることが多い。アイドル歌謡やロックに比べて、肥満率が高い気もするし。b-boy系のゆったりした服装がぜい肉の増加を許してしまうのかも。
現代は研ぎすまされたかんじよりリラックスできるほうが癒されるし好まれるのかな。それにしちゃ肥満女子は一向に地位が向上しないけど。フン
ヒップホップが好きな人たちとの美的感覚のズレもあるのかもしれない。

実力主義で、一番ルックスが重視されそうにない気がするのはクラシックだが、実際日本のクラシックの音楽家の女性を見ると、なぜか美人が多い気がする。世界的なコンクールで受賞したとか、海外留学してたとか、実力重視なはずなのに、美人。育ちがいいせいなのか。

アイドルはもちろんルックスが大事だが、ロックもルックスの重要度は高いと思う。
アイドルとの違いは、王子様的ルックスにまでなると、逆にマイナスだということ。あまりに美形だと、「ビジュアル系」と括られたり、せっかく苦労してよい曲を作っても婦女子しか曲を聴いてくれなかったりする。
「曲だってすっごくいいんだから〜〜」
と婦女子が声高に叫んだところで逆効果。
ヒット飛ばしたところで、同性に支持されないとなかなか大成いたしません。
ロックで長年活躍している人って、特別美形、というんじゃなくても骨っぽさとか、生き様とかにかっこよさがある。よーく見るとどこにでもいるお兄ちゃんなのに、歌い出すと、楽器を演奏すると、かっこいいのだ。

ラジオを聴いていて、サンボマスターというバンドが好きになった。メジャーファーストアルバムが出た頃だったか。しばらくバンドの名前も記憶していなかったけど曲がかかるたび気になってた。激しい日本語ロックがめちゃめちゃかっこいい。
楽曲もかっこいいがボーカルの声がすごくいい。ずっと気になっていたのでCDを購入することに。私は音楽誌もめっきり買わないし、テレビでも見かけず(深夜のライブ番組等に時々出ているらしい)姿を見たことがないそのサンボマスターのヴォーカルをこう想像していた。

「きっと若い時の甲本ヒロトとか町蔵みたいなギラギラ眼光の鋭い痩せぎすの青年に違いない」

ジャケ写のそこにいたのは、矢崎滋とか、カンニングの眼鏡の人みたいなオモシロフェイスのお兄ちゃんだった。
迷わずショップですぐ買える数枚を買ったが、どんなライブをやっているのか興味深い。どんなふうに歌っているんだろう。公式HPに写真はあるけど動いてないからわかんない。オモシロフェイスでも、一旦ステージに上がるとやっぱりかっこいいんだろうか。サンボマスターはどんどん売れている。たとえ婦女子がキャアキャア言わなくても、支持層は厚い。

▼ね?
utsukushiki
美しき人間の日々 (CCCD)

▼松尾スズキ監督『恋の門』主題歌ッス
sambo
月に咲く花のようになるの

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