東京オペラシティで遊ぼう
webデザインをやってる友人のAちゃんに誘ってもらい、『リアクティヴィティ—反応=再生する可能性』というアートイベントを観に東京オペラシティに行った。オペラシティに行くのは8年ぶりくらいになる。前に行ったときは食事が目的だったので、今回初めてゆっくり中を眺めた。広く空間をとって、くつろぎのスペースやモニュメントなどがあり、建物自体もかっこよくてお金がかかっているようだ。目的を果たすための建物ではなく、都市生活の中のくつろぎの空間というカンジ。でも構造がちょっと複雑で、方向オンチにはつらいような。これは最近の東京の大掛かりな建物に共通したイメージだ。カレッタ汐留、渋谷マークシティ、丸ビル、六本木ヒルズ…。みんなとってもわっかりづらい。のんびりショッピングしながら散歩するなら楽しいが、目的があってその場所に急がなくてはならない場合、わかりづらいのは困る。カレッタ汐留はビルの上方のレストランに行くのに、一度地下まで降りてからしか上に登る方法が見つからなかったし、丸ビルはエレベーターが今何階にいるのか、エレベーター待ちの間わからなくて待ち時間の想像がつかず、不便を感じた記憶がある。六本木ヒルズは目的のお店をガイドマップで探して辿り着くのに一苦労。幸い今回のオペラシティでは時間がたっぷりあったので問題はなかったが、ここはもしかしてその“走り”だったんじゃ? と思った。これらは極力矢印や説明書きなどで場所を示すことをやめているように思えるけど、それってユニバーサルでザインの観点から言ったらどうなの? ってかんじがする。なんだか小洒落てるけど不親切。そう感じるのは方向オンチだけかもしれないけど。
『リアクティヴィティ—反応=再生する可能性』は8月から開催されて最終日。ICC(NTTコミュニケーションセンター)という広いスペースで行われていた。テクノロジーとアート、というか音と映像の融合、というかに触れながら体験できるようになっていて、興味深い。特に3Dマウスを使って音と映像を動かす『《s三gamark 3》2004』は楽しかった。壁面のスクリーン映像も美しく、こういうのクラブとかに使えるんじゃないの? などとAちゃんと話しながらパソコンモニターの前に座ってひと休み。
ICCコレクション映像作品の中から『加恵、女の子でしょ!』という女性差別を描いたストーリーを観て、ちょっと重い気分になった。繰り返し繰り返し主人公が小さな差別され続ける環境下にいて、んー、ちょっとわかるけどこの作品観てるとストレスが溜まる〜〜〜。こんなダンナとなんで結婚したんだろね? などと毒づきICCを後にした。
おなかも空いたので「ポン・デ・ザール」という2Fのカフェに移動して、ハヤシライスとケーキセットをたいらげる。ここで共通の友人のうわさ話などをしながら十分ダラダラした。ここは居心地がいい。長居できる。
そして地下の手塚治虫ワールドエンターテイメントスクエアへ。平たく言えば手塚キャラグッズ売り場。スペースのほとんどは『鉄腕アトム』と、最近TVアニメがスタートした『ブラックジャック』グッズ。小さい頃大好きだったサファイアのグッズは少なく、手ごろじゃなかったので、BJとかわいいピノコのファスナーマスコットを購入した。等身大ロックと写真撮りたかったけどAちゃんに白い目で見られそうだったのであきらめた。
Aちゃんは初台にもう何年も住んでいるので、オペラシティには詳しい。オペラは観たことがなく、新国立劇場には行ったことがないが、ショッピングやくつろげる場所には詳しく、案内してもらいながらあちこち観て回った。今回初めて二人で新国立劇場のロビーに入ってみた。劇場ではバレエの公演が行われていたのでロビーだけ。劇場オリジナルグッズ売り場の音符や楽器をかたどったブローチがかわいかったが買わずに東京オペラシティを出た。
すっかり暗くなってた。Aちゃんにカフェ併設のかわいい雑貨屋さんや商店街などを案内してもらう。初台ってなかなかいい街ね、って思った。良さげなお店が点在してるし、商店街に活気もある。いいな、商店街に活気のある街。ま、私はもし新宿から引越すなら今度は阿佐ヶ谷高円寺中野あたりと決めているんだけど。
もう一度お茶してとりとめもなく何時間も話し、帰宅した。
あ〜、なんだか本当に「日記」書いたー。すんません、いつもながらつまんないのにただ長くて。
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