『鉄人28号』を見た
新作アニメ版『鉄人28号』の第一話が放送された。
「え〜今さら?」と思っていたがなにげなく見てみた。
これが意外に良くて。
昔、昔の『鉄人28号』は再放送で何度か見ているはずだが、
物心つくかつかないか、という年だったので
夢中で見たとか大好きだったという記憶はない。
ソランやロビンや009のほうが好きだった。
80年代にリメイクされたヤツも何度か見たけど
時代に合わないし微妙に80年代風にアレンジされていてかっこよくなかった。
だけど今度のは気合い入っているっていうか、
ていねいに作ってあって作り手側の作品に対する愛みたいなものをすごく感じた。
時代を原作が作られたであろう昭和30年代初頭に持って来たのも
成功の要因だと思う。
あのブリキのおもちゃっぽいロボットのデザインは
どうアレンジしても未来の話には無理だし。
音楽も色づかいもデザインもすべてレトロでとってもいいかんじ。
昔のアニメをリメイクするとき、
その原作や初期版アニメをリスペクトしているかどうかは
作品の出来に大きく影響すると思う。
「今さら昔のアニメのリメイクなんて乗らないな」という気持ちが作り手にあると
それはなんとなく視聴者にも伝わってしまう気がする。
きっと『鉄人28号』は作り手側が作品を愛し、
意欲を持って作っているんだろう。
今後もあのクオリティを継続できたらすばらしいと思った。
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